P-CFOサロン2022/6を開催しました

2022年6月に第31回P-CFOサロンを開催しました。

今回は、齋藤 由紀夫さん(株式会社つながりバンク代表)を講師にお迎えし「スモールM&Aのエキスパートが解説。スモールM&Aと中小PMIの最新動向」をテーマにご講演いただきました。

近年、後継者問題解決の一つとして中小企業同士のM&A(スモールM&A)の件数は増加傾向であり、2022年3月には「中小PMIガイドライン」が初策定されるなど、M&Aをした後の支援へと、支援者に求められる役割も多様化してきています。そうした背景を踏まえ、日本のスモールM&Aの第一人者である齋藤さんより、スモールM&Aの最新の動向中小PMIの実態についてお話しいただきました。

齋藤さんは大手金融機関でキャリアをスタートされ、その後独立してM&Aアドバイザーをする中で、自ら事業再生や事業投資を経験されてきました。
講義では事業承継におけるM&Aの位置づけに始まり、多様なM&A(事業譲渡)の種類「ガチM&A」「プチM&A」「M&Aもどき」とイメージが湧きやすい表現で分類して解説頂きました。また、事業譲渡、会社分割スキームが増加していたり、「セカンドオピニオン」のニーズもあることから、M&AアドバイザーとしてCFOとしての知見がある、まさに「パートナーCFO」のような存在のニーズが高いことが示唆されました。
後半では齋藤さんが実際に携わったM&Aや事業投資のケースをご紹介頂き、事業を成長させる仕事のやりがいや具体的なアプローチ方法について言及されました。

今回は「第一線のM&A前線で活躍されている斉藤先生の生の声を聞き、情報や経験談を得たい」「自分のアクションプランを考えるきっかけにしたい」と、具体的な目的を持って参加されている方が多く、講義中は多くの質問が飛び交いました。
受講後には「これまではM&Aで関わるなら売り手のFAだと思っていたが、講義を聞いてプレM&AかポストM&Aあるいはセカンドオピニオンに着目したいです」と今後のP-CFOとしてのスタンスに関わることや、齋藤先生の事業投資事例を聞いて「私も事業投資に関心があることに気づきました」といった声が寄せられました。

最後の質疑応答では、参加者自身の経験を踏まえた意見や質問が多くスモールM&Aにおける「パートナーCFO」の活躍の可能性が示唆される会となりました。

*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!

ポーズは「M&A」のAです。

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