P-CFOサロン2022/10を開催しました

2022年10月に第35回P-CFOサロンを開催しました。

10月はP-CFOメンバー交流企画(※)。
今回は特別企画としてベンチャーラボ法律事務所代表弁護士であり、日本P-CFO協会の社外理事でもある淵邊善彦先生による「スタートアップの法務入門」のショートレクチャーと、P-CFO養成塾第1期生の中田麻奈美さんからの成果報告の2本立てでお届けしました。

※メンバー交流企画ではメンバー同士の交流の機会として、前半ではメンバーによる『ミニセミナー』や『成果報告』、後半は参加メンバー同士の懇親タイムとなります。また、時には今回のように過去の登壇ゲストによる『特別企画セミナー』も組み合わせて開催しています。

淵邊先生からは、30分でコンパクトに資本政策機関設計内部統制についてポイントに絞った解説、そして事例をもとに具体的に法務が関わる場面についてお示し頂きました。
スタートアップ界隈で多い事業の一つ「アプリビジネス」の会社を事例に、契約関連(どの関係者とどんな目的で契約が必要か)、知的財産法(ビジネスモデルをどう守るか、権利を侵害していないか/されていないか)、個人情報保護法(どういった観点で情報を確認し、保護する必要があるか)など、法分野における様々な課題について理解を深めました。

スタートアップ、ベンチャー企業でときに重大な問題になりうる法律関連の課題ポイントを認識することで、「必要に応じて法律の専門家とも協業しながら、パートナーCFOとして経営者を見て、企業・経営者を支援していってほしい」、という淵邊先生からのメッセージが込められた講義でした。

成果発表では、P-CFO養成塾第1期生中田さんに登壇頂きました。長野県在住ながら第1期生(当時は東京リアルクラスのみ)として受講した経緯に始まり、パートナーCFOとしての学びどのように現在の活動に活きているかについて共有いただきました。

長野県では数少ない女性の独立中小企業診断士として数々の中小企業を支援されており、特に補助金支援で高い採択率を誇る中田さん。「事業計画書の作り方が身に付いたことで、自信を持って大型補助金案件を受注出来ました」といった養成塾での学びが直接関連する成果が伝えられました。同時に、これまでの実績の裏には案件ごと真摯に事業者に向き合い、金融機関や関係業者とのつながりを大事にしてきた様子が伝わってくる報告でした。
また、「パートナーCFO」の在り方をヒントにした、自身の食品製造業界での知見を活かした中小・小規模事業者向けの「品質管理」業務のサービスなど、新たな独自の取り組みについても発表がありました。

本来P-CFOサロンは会員メンバー限定イベントですが、10月現在P-CFO養成塾を受講中第5期受講生も特別にご招待。「ベンチャー企業の資金調達を考える際のポイント淵邊先生から学べる貴重な機会」「先輩からP-CFOの活動の情報を得たり、メンバー同士で交流したい」と多くの方にご参加いただきました。

P-CFOサロン終了後には、
「淵邊さんからベンチャー、アントレプレナーファイナンス視点での、リーガルのポイント、特に経営法務やビジネスモデルのチェックポイント視点を得ることができました」

「中田さんの自由で真っ直ぐなキャリアの軌跡多くの実績をお聞きして大変刺激を受けました」

「入口に関わらず、真摯に正面から向き合うことで信頼残高を増やすということが、次々とご縁が増えていく秘訣であり、重要なことであると認識を新たにしました」

「発表者のご経歴や実績を拝見して、やはりレベルの高いコミュニティだと実感しました」

「お二人のお話から、本質や重要なことに向かおうとするエネルギーや思考行動が、何より自分を成長させると感じました」

という声が寄せられました。

最後は1~5期生を交えての懇親タイム。オンラインでも少人数のグループとなり、出来るだけ密度高いコミュニケーションをとっていただけるように実施しました。

*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!

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