2024年7月に第55回P-CFOサロンを開催しました。
今回はP-CFOメンバー交流企画(※)ということで、P-CFO養成塾第3期生の石尾怜子さんと第5期生の足立修平さんに登壇いただきました。
広報PRアドバイザーとして活躍中の石尾さんからは、「生成AIで中小・ベンチャー企業の広報PRを加速させる戦略と実践」をテーマにしたミニセミナー、埼玉県深谷市を拠点に中小・ベンチャー企業支援に取り組まれている足立さんからは成果報告という2本立て企画でお届けしました。 ※メンバー交流企画はメンバー同士の交流の機会として、前半ではメンバーによる『ミニセミナー』や『成果報告』、後半は参加メンバー同士の懇親タイムとして開催しています。
■ミニセミナー
石尾さんは通販化粧品のECマーケティングやスタートアップベンチャー企業で広報機能の立ち上げ、話題性のある商品の企画やメディア露出獲得などを経験、その後独立して中小ベンチャー企業向けのPR戦略立案・実行のサポートを提供されています。
リソースに限りある中小・ベンチャー企業では、おのずと広報PR活動にかけられる人員・労力もおのずと限られてきます。石尾さんはそうした中小・ベンチャー企業の実態を踏まえ、社内で生成AIツールを活用できるような伴走支援にも取り組まれており、広報PR業務の効率化・高度化を推進されています。今回のミニセミナーでは、広報PR活動の役割と、石尾さんが実践されている生成AIを活用した広報PR活動の一部を、デモンストレーションを交えつつお伝えいただきました。
■成果報告
足立さんは、公認会計士として都心の監査法人勤務から、養成塾を受講中に埼玉県深谷市で独立開業されました。地元ではない土地で、「顧客0、知り合い0」の状態から、1,000名を超える人と会い、独立後わずか1年弱で地元の中小企業の税務顧問とP-CFOとして県内外の中小・ベンチャー企業支援を合わせて15社支援するまでに。
足立さんが営業活動として、どのような人にどうやってアプローチしてきたのか、また、CFO8マトリックスを使いどのように話を進めてきたのか、など、顧客開拓につながる具体的なノウハウを共有いただきました。さらに、P-CFO案件では具体的な支援内容も共有いただき大変充実した発表の時間となりました。
後半の懇親会は各自の近況報告や、石尾さん、足立さんの話を受けての感想や、次のアクションへの意気込み等、思い思いの話題で盛り上がっている様子でした。
P-CFOサロン終了後には、次のような感想が寄せられました。
「協会メンバーの石尾さん、足立さんの知見とお考えをお聴きし、今後の活動に役立てたいと考えて参加させていただきました。石尾さんによる生成AI操作の実演など、足立さんによるネットワーク構築と顧客獲得のご経験を伺うことができてとても有意義でした」
「生成AIはこれからの時代必須とわかっているものの、中々導入できていませんでした。習うより慣れよということで使っていきたいと思います。また、足立さんのお話で、行動あるのみ!ということが分かりました。8月から独立した身となるので、ひらすら動きたいと思います」
「石尾さんのAIを使った広報について、デモを交えて説明していただいたので非常にためになりました。自分の業務にもAI作成を使ってなにかできないか模索しようと思った」
「足立さんの行動力に脱帽です。8マトリックスだけでも商談の機会を作る、そして紹介パートナーにも8マトリックスを提示することなどが参考になりました」
P-CFOメンバーの実践報告は、同じ学びを経験した者だからこそ、より身近で価値のあるものです。
今後も日本P-CFO協会では、メンバーのみなさんの活動を共有しやすい環境づくりに努めて参ります。
*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!