2024年8月に第56回P-CFOサロンが開催されました。今回は、コミュニケーション戦略研究家である岡本純子さんを講師にお迎えし、「クライアント経営者を成功に導く『世界最高の話し方』」をテーマにお話しいただきました。

岡本さんは、日本を代表する大企業や外資系企業のトップリーダーたちを対象に1,000人以上の社長や企業幹部の話し方を指導し、その結果から「伝説の家庭教師」と称されています。岡本さんは、コミュニケーションスキルは誰でも学び、上達できるものであるという信念のもと、現在は「世界最高の話し方の学校」を主宰し、業界を超えて様々な業種の次世代リーダーの育成に注力しています。
今回のセミナーでは、岡本さんが培った世界水準のコミュニケーション術について、実際の事例や最新の研究に基づいたエビデンスを交えながら解説されました。
特に、「自分が言いたい事」より大事にすべきことや、「相手が聞きたい話」の具体的なトピックなど紹介され、参加者からは大きな反響がありました。また、講義の中で、岡本さんからは「ビジネスで実力を持つ人が、コミュニケーションで損をしているのは本当にもったいない。実力と同じくらいのコミュ力をつけてほしい」というエールもいただきました。
質疑応答の時間には、「コミュニケーションスキルの磨き方」や、「クライアントや一緒に働く仲間に、相手が聞きたくないであろうことを伝える時はどう考えて対応したらよいか」など、実際のビジネスシーンに即した質問が多く寄せられ、岡本さんからは実践的なアドバイスが提供されました。
今回のセミナーは、パートナーCFOとしてクライアント経営者と信頼関係を築き、効果的なコミュニケーションを図るために必要不可欠なスキルを学ぶ貴重な機会となりました。

参加メンバーからは、
「岡本さんのお話を直接聞ける貴重な機会。話し方で悩むこともあり参加を決めました。コミュニケーションは場数が大切であること。自分ではなく相手が主であることも再認識しました」
「話し方が上手になりたいと思い、参加しました。今まで自分の思いが思うように伝わらないと感じていましたが、伝えるという発想が間違っていることに気づきました。これからは、相手の思いを聴く姿勢に徹して、共感できる関係を築きたいと思います」
「これまで、雑談や業務上のやり取りなどの目的が一つに絞られない場面では会話の返答に迷うことが多々ありました。ビジネスの場面ではもちろん、普段の会話でも“相手が聞きたい話か、相手が何を感じるか”など相手を主語にした対話を意識していこうと思います」
など、学びや実践に向けた声が寄せられました。
*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!