P-CFOサロン2024/9を開催しました

2024年9月に第57回P-CFOサロンが開催されました。今回は、組織コンサルタントである駒谷誠さんを講師にお迎えし、「中小・ベンチャー企業の戦略と組織の作り方」をテーマにお話しいただきました。

駒谷さんは、29歳の時に最年少取締役として総合商社の戦略子会社の立ち上げに従事、以来20社超の会社経営を経験。その後独立され、特に40歳からは組織づくりと人材育成をメインテーマとして、組織コンサルタントとして大企業からベンチャー企業、NPO等様々な組織・団体を支援されています。

特に大手企業と中小企業間にある「教育格差」が企業や従業員の可能性を狭めていると考え、近年では特に1000人以下の中小企業、ベンチャー企業の人材育成に力を入れているそうです。また「組織コンサルの会」の代表として、中小・ベンチャー企業向け組織コンサルも育成されています。


利益が出る会社次の悩みはヒトや組織に関すること、と言われます。
今回のサロンでは、駒谷さん自身の経験を踏まえ日本の多くの中小・ベンチャー企業の組織の実態と、それに即した組織づくりの考え方や在り方について講義頂きました。
ヒトの問題が発生したときに「本当に社員の問題か?組織の問題ではないか?」という投げかけに始まり、人間理解中間経営者という考え方が示されました。また、実際の組織コンサルの場面で、制度設計よりに先に取り組むべきこととは何か管理職の育成でどのようなことに取り組むか、等、具体的な施策も紹介されました。

最後に、駒谷さんから「組織コンサルも、P-CFOも、我々がその企業にとって第三者だからこそ、補完できることがある」と、励みになるメッセージが贈られました。
質疑応答の時間には、「組織コンサルで既存の人が辞めてしまう時の対策は?」「管理職の育成は、研修だけでなんとかなるものか」など、実際のビジネスシーンに即した質問が多く寄せられ、駒谷さんからは実践的なアドバイスが提供されました。

参加メンバーからは、

経営の3要素として、ヒトモノカネではなく、商売・組織・管理の視点で考えることが特に印象に残りました。報酬制度など、組織の制度の整備の仕方は自社のやり方以外を知ることができて参考になりました」

支援先で組織に関して何とか力になりたいと思う場面があり、効果的なかかわり方を知りたくて参加しました。組織コンサルに入った時に、退職者が出た時の対応や考え方などもわかり組織に関する助言のイメージがわきました」

中小企業ならではの組織の悩みと、その支援の第一歩を知りたくて参加しました。組織づくりの前に事業戦略が大事であること、中小企業の現場社員の実態に合わせてマインドから育成していくことの重要性がわかりました。今後の支援の中で活かしていきたいです」

など、学びや実践に向けた声が寄せられました。

*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!

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