2024年10月に第58回P-CFOサロンを開催しました。今回はP-CFOメンバー交流企画(※)ということで、P-CFO養成塾第2期生の中山大志さんと水野靖彦さんに登壇いただきました。
組織づくりを得意とする中山さんからは、「紹介営業から、継続支援につながる支援プロセス」をテーマにしたミニセミナー、「P-CFOとして独立し、多数の企業で社内外からのCFOを経験してこられた水野さんからは成果報告という2本立て企画でお届けしました。
※メンバー交流企画はメンバー同士の交流の機会として、前半ではメンバーによる『ミニセミナー』や『成果報告』、後半は参加メンバー同士の懇親タイムとして開催しています。

■ミニセミナー
ヒト・組織づくりの専門家である中山さんは、帝国データバンクで全国を飛び回り、これまでに4,000名以上の社長や後継者の相談に応じてきました。独立後にP-CFO養成塾第2期を受講し、現在はパートナーCxO兼経営コンサルタントとして活躍しています。
今回のミニセミナーでは、「クライアント企業内での課題形成からプロジェクト型支援への移行」をテーマに、実際の事例を紹介していただきました。中期経営計画の策定に関わり、課題ごとにプロジェクトを立ち上げ、ヒトを中心とした支援をどのように行ってきたか、さらに、計数分野の支援では他の専門家とどのように協力してきたかについても具体的に解説されました。P-CFOとして継続的な支援を行うためのヒントが詰まった内容でした。

■成果報告
水野さんは、2019年にP-CFO養成塾を受講中にパートナーCFOとして独立しました。独立直後に直面したコロナ禍の困難を乗り越え、地方の中小企業から都内のベンチャー企業、上場準備から上場企業まで、社内外から多様な企業でCFOとして活動してきました。
今回の成果報告では、プレIPOでの具体的な取り組み、IPO前後での役割の変化、フルタイムCFOや社外取締役の経験、さらに中堅中小企業の事業承継における広報活動を交えた資金調達の事例などを紹介。また、P-CFOとしての5年間で直面した課題や、その対策についてもリアルな体験を共有していただきました。

■交流会
今回は特別に現在P-CFO養成塾第7期を受講中のメンバーも招待しており、後半の懇親会は多数のメンバーで受講期を超えての交流の機会となりました。
各自の近況報告や課題、中山さん、水野さんの話を受けての感想や、次のアクションへの意気込み等、思い思いの話題で盛り上がりっている様子でした。
P-CFOサロン終了後には、次のような感想が寄せられました。
「P-CFO養成塾を修了された方がどのように活躍されているか、リアル話から今後の自身の活動のヒントを得たいと思い参加しました」
「サロンがどんな雰囲気なのかを体験してみたくて参加。CFOには決まった形は無い。自分自身の強みを磨きつつ自分自身が未経験の領域にも挑戦していきたいと思いました」
「中山さん、水野さんから具体的な話を共有頂き、大変参考になりました。また、交流会の中で、自分に特筆すべきスキルがないように感じることへの不安を共有したところ『むしろできることにフォーカスをした方がよい』とアドバイスを頂きました。これだけたくさんの企業があるのだから、自分のスキルが役立つ顧客もいるだろうと再認識させていただきました」
「今回の講師の二人はもちろん、多様な経験を持つ人々との交流からも学ぶ事が極めて多かった。スキルもさることながら、クライアントとの相性が最も重要なことなどの気づきがあり、早く活動開始したいと感じた」
P-CFOメンバーの実践報告は、同じ学びを経験した者だからこそ、より身近で価値のあるものです。
今後も日本P-CFO協会では、メンバーのみなさんの活動を共有しやすい環境づくりに努めて参ります。
*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!
