2024年12月1日、当協会の高森代表が公開ピッチ・メンタリングイベント「CxOサミット」に登壇いたしました。
本イベントは、実践を通じて各領域のプロであるCxOの思考を徹底的に学ぶことを目的としたもので、「起業の科学」の著者・スタートアップ戦略/事業成長/PMF/PMFのプロフェッショナルであるユニコーンファームの代表取締役CEO田所雅之氏、人事・採用のプロフェッショナルである森本千賀子氏と、ファインナンスのプロフェッショナルである当協会高森厚太郎代表の3名が登壇。オープニング、スタートアップ企業ピッチ・メンタリング、懇親会の3部構成で開催されました。
オープニングでは、「スタートアップ企業の支援における視点・ケイパビリティ」をテーマに、田所さんからはCSO、高森代表からはCFO、森本さんからはCHRO、それぞれの立場からセッションがありました。
セッションでは、田所さんからは、スタートアップにおけるステージごとのPMFの考え方やCxO人材の役割についての解説でスタートしました。続いて高森代表からはスタートアップの経営の実態に即したCFOの役割や、経営をナビゲーションし、企業価値を上げていく存在となりうる社外CFOの有用性について紹介されました。最後に、森本さんからは採用マーケットが激変する時代において、「採用戦略を制する者が、経営を制する」と言えるほど企業経営において人が重要であること、また、CHROには、現場と経営をつなぐ、経営視点での組織改革・人材改革など5つの役割が求められていることが解説されました。
いずれも実践や数多くの事例に基づく内容で、参加者がメモを取りながら聞き入る様子が見られました。
その後、スタートアップ3社によるピッチプレゼンテーションに対し3名のプロフェッショナルが、メンターとしてフィードバックを行いました。
今回登壇したスタートアップ企業は創業数年目の企業が中心で、資金調達の実績や事業売却を経て新たな事業に取り組んでいること、現在の経営課題や検討事項など、具体的なエピソードを交えつつのピッチが発表されました。
メンタリングのパートは、登壇者である経営者への質疑応答から始まり、具体的なメンタリングへと進みます。メンタリングでは、具体的な経営課題を取り上げて助言する場面もあれば、経営者が考えを進めるためにガイドするような投げかけをする場面もありました。
また、経営者が認識していなかった課題や次の一手を示し、次のアクションへのヒントを授ける様子も見ることができました。
最後は懇親会で、登壇された講師や企業経営者と参加者での交流の機会となりました。
参加者は経営者や経営者支援の専門家や企業内でCFOやCHRO的な役割を担う人など多様な方が参加されていて、パートナーCFOのメンバーも多数参加していました。
日曜日午後のリアル開催にも関わらず、会場では夕方まで熱心に意見を交わす様子や今後について話す様子が見られました。
日本パートナーCFO協会は今後も中小ベンチャー企業の経営支援に関する活動を行ってまいりますので、これからの活動もどうぞお楽しみに!