P-CFOサロン2025/1を開催しました

2025年1月に第61回P-CFOサロンを開催しました。

今回は『P-CFOメンバー交流特別企画』として、過去のP-CFOサロンで登壇いただいたゲスト講師に登壇いただきオンライン開催しました。

7期生が加わり2025年初回ということで、高森代表による「日本P-CFO協会の概要と、今後の活動予定」についての発表からスタート。
当協会2024年に5周年の節目を迎え、会員番号160番となり、P-CFOメンバーの活動地域も引き続き拡大傾向です。2024年にはアマテラスやAnyCrewとのアライアンス活動高森代表は各所でのセミナーやCxOサミットでの登壇、「経営者支援プロフェッショナル協会」の共同代表になる等、様々な角度から「パートナーCFO」の認知拡大とメンバーの活躍促進に関連した活動を行ってきました。

高森代表からは「パートナーCFOとは技術であり、独立しても組織内でも活かせるもの。今後パートナーCFOがさらに『新たな職業/働き方』として認知され、中小・ベンチャー企業の成長パートナーとして、社会での影響力を発揮していることをビジョンとし、それを実現する協会に育てていきたい」というメッセージで締めくくられました。

特別企画として登壇いただいたのは木村義弘さん(株式会社プロフィナンス 代表取締役CEO)です。

今回は、木村さんの新著「事業計画の極意」の出版を記念し、著者自らが本書の内容を深く解説する場を提供しました。

木村さんは国内外でスタートアップから大企業、さらに発電所などのインフラまで多種多様な事業で、約20年事業計画・収益シミュレーション構築に携わってこられました。そんな木村さんが関与・支援してきたビジネスでの経験を集約し、その知見・ノウハウを体系化して余すことなく記したのが2024年12月に発売された新著「事業計画の極意」です。事業計画の基礎から全体設計、具体的な作成方法までを体系的に網羅した、事業に携わるすべての方必読の一冊となっています。(予約段階で重版がかかり書店は軒並み即完売となった話題の書)

※ちなみにこの書籍の企画は、実は約4年前のP-CFOサロン登壇がきっかけで誕生しました。詳細な経緯はこちらのnoteで公開されています!
「事業計画の極意」執筆舞台裏をご紹介します

講義では特に「事業計画作り」の意味や重要性、本来のあり方など経営者への最初のアプローチに効果的な内容に始まり、木村さんが考案した「収益構造分解理論」の解説がありました。あらゆる事業の事業計画策定に活用できる「収益構造分解理論」や改善施策の指針など、実例を交えつつ特に重要なポイントに絞って解説頂ました。

質疑応答では特に具体的な経営支援の場面を想定された質問が多く、「地方の中小企業などKGIKPIに生かせるような数字をしっかりとっていないケースではどのように働きかけたらよいか」「楽観・悲観・現実の3パターン事業計画を作るとき、どこを起点に考えたらよいのか」などの質問にお答えいただきました。参加者にとって新たな知見を得る貴重な機会となりました。

また、質疑応答の後には、木村さんが手がけたSaaSプロダクトのVividir(ビビディア)』についても紹介されました。2024年1月のサロンでも紹介されましたが、計画作成から予実管理まで一気通貫で行う動的経営シミュレーションができるもので、現在もアップデートを継続されており日々進化しているとのこと。参加者からは「この製品を紹介できるよう、自分のクライアントの成長を支援していきたい」という声もありました。

P-CFOサロン終了後には、「期待以上でした!」と多くの感想が寄せられました。

「これまで数多くある事業計画本をみても『これ』というものに出会えていなかったのですが、木村さんの講義では事業計画とPDCAの本質が一言で表現されていてさすがだと思いました。経営者への説明に参考にさせていただきます!

木村さんの書籍を事前に読んでいたが、実際に本人から解説が聞けることに期待して参加しました。現職でもKPI管理ができていないので、木村さんの書籍を辞書にして導入したいです」

「すでに書籍からとてもしっかりした内容だと感じていて、木村さんの人柄に関心があり参加しました。地方中小企業向けに事業戦略/事業計画づくりのWSを設計・実施している中で、定性部分は目途がついたものの、定量化の部分で『何をどう手を動かしてもらうのが良いのか』自分のノウハウの言語化やコンテンツへの落とし込みがうまくできずに困っていたため、非常に参考になりました」

木村さんに質問できる時間があり、聞きたいことがあったので参加しました。
収益計画作成の実務でモヤっとしていた点について、木村さんのお考えを聞くことができ期待以上でした。実績値の検証は、リアリティを持って背景まで、登場人物のペルソナなども意識しKPIの後ろのストーリーまで考えながら行うことが重要だというのを改めて確認できたので、統計的な正しさやディテールにこだわりすぎず、まずはその辺りを大事に、計画作成を実務でも自信を持ってやっていこうと思いました」

事業計画の極意が出版され、木村さんのご講演が聞ける、しかもP-CFOのまさにど真ん中の事業計画テーマということで、会社に分かりやすく伝える説明方法や要点などを改めて学ぶために参加しました。計画は行動に移すためのものであり、そのためのKPIツリーに分解する視点や、予実に関してもその観点からの分析→行動という流れが非常に理路整然としていました。クライアントにもアドバイスできる内容が得られました。SaaSモデルのツールも拝見します!」

P-CFOサロンでは、年4回「メンバー交流企画」を企画しています。今回は特別企画として過去のゲスト講師に登壇いただきましたが、今後はメンバーによるミニセミナーやメンバーの実践報告など、P-CFOとしての経験やナレッジシェアの場としての企画もあります。
日本P-CFO協会では、これからもメンバーのみなさんの活動を共有しやすい環境づくりに努めて参ります。

*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。

今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!

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