P-CFOサロン2025/10を開催しました

【開催レポート】メンバー交流特別企画:成果報告 & 思考特性診断ワークショップ

2025年10月に第70回P-CFOサロンを開催しました。今回のP-CFOサロンは、3カ月に1回の恒例「メンバー交流企画」として開催しました。前半は第6期生・西田義宏さんによる成果報告、後半は第2期生・中山大志さんが進行役を務めた「思考特性診断&ミニワーク」という二本立て。ワークの時間で交流をしつつ、2つのテーマをじっくり味わう構成となりました。

成果報告:西田 義宏さん(第6期生)

西田さんはP-CFO養成塾で学んだことをきっかけに2023年に独立し、現在は静岡の企業で取締役CFOをしつつ、パートナーCFOとして複数社を支援しています。
成果報告ではまず、独立に至る背景や起業初期の歩みを紹介。養成塾で学んだ「CFO8マトリックス」をベースに、財務専門にとどまらず「財務もわかる経営コンサルタント」として幅広い相談に応じてきた点が強調されました。
また、出会いから依頼を受けるまでの過程について「経営者と直接顔を合わせ、関係を築くことを大切にしている」との実体験も共有。こうした姿勢が信頼につながり、順調な案件獲得や取締役就任へと結びついたことが印象的でした。

最後に、西田さんの体験談を踏まえて「どのような経営者と共に歩んでいきたいか」「どんな企業が自分と相性がよさそうか」という観点で、ワークする時間も設けられました。
参加者同士で経験やスキル、思いを踏まえた意見交換が行われ、パートナーCFOとしての活動スタンスや次のアクションを考える時間となりました。

ミニセミナー:思考特性診断&ミニワーク(中山 大志さん)

後半は中山さんの進行による「思考特性診断ワークショップ」。今回このテーマを選んだ背景には、金融機関や帝国データバンクでの経験を経て、延べ4,000人以上の経営者と接してきた実感がありました。
中山さんは「お金に困らない経営者はいても、人や組織で悩みのない経営者はいない」との思いを語り、独立後も人や組織のコンサルティングに注力。今回のサロンでも、メンバーが自分自身や他者の思考傾向を理解し、協働のヒントを得られるよう設計されました。

診断をもとにしたミニセミナーでは、思考スタイルの違いが「協働のしやすさ」「相性の違い」にどのように影響するかが明らかになり、「違いを受け止めることが協働の第一歩」と強調。参加者同士の理解が深まる場となりました。
さらに、協会メンバーで人や組織に関する研究・情報交換の場を企画する構想が紹介され、今後の活動の広がりに期待が寄せられました。

参加者の声より

「西田さんのクライアントは、私が想定しているターゲット企業と規模感が近く、今後の方向性を描くうえでとてもイメージが湧きました

「有資格者でなくとも経験をもとに顧客を獲得できている状況を聞いて、“自身でもできる可能性がある”と、より実感できました。また、ターゲットとしてIPOやM&Aを検討している会社ばかりを探していたが、売上規模1億円の企業に独自のアプローチをされ、顧客としていることを知り、顧客層を広げるイメージが持てました」

「ターゲット、集客の仕方、支援のスタイルなど活動の詳細や、試行錯誤のご苦労などを聴くことができて、参考になりました。活動する上で自分のスタイルを明確にして行動していく大切さを再認識しました」

同期の仲間の成果報告を聞きたくて参加しました。経営者のコンサルへのニーズは多様であり、P-CFOとして関わる価値を改めて実感しました」

先輩方に負けずに集客、実務頑張ります!

まとめ

今回のサロンは、実務のリアルな歩みと人・組織を切り口とした自己理解ワークという2本立てで、P-CFOとしての実践知と今後の可能性を共有する時間となりました。

日本パートナーCFO協会では、今後もメンバー同士の学びと交流を深める機会を継続的に提供してまいります。

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