【開催レポート】採用の可能性を広げるカジュアル面談
2025年12月に第72回P-CFOサロンを開催しました。
スタートアップや中小企業では、人材採用は企業成長を左右する重要なテーマです。近年は応募・選考の前に「まず話してみる」カジュアル面談を取り入れる企業が増え、候補者との相互理解を重視する動きが広がっています。特にIT領域では求職者の選択肢が増え、気軽に話を聞ける場へのニーズが高まっていると言われています。
こうした背景の中、今回はカジュアル面談に特化したプラットフォームPittaを展開する人材系ベンチャー企業の代表 中村 拓哉氏をお迎えし、人材採用やカジュアル面談の可能性、そして組織におけるリスク対応についてお話しいただきました。

講義
講義ではまず、カジュアル面談プラットフォームPittaの仕組みや背景が紹介されました。企業の採用担当者だけでなく、実際に現場で働く人と直接つながり、応募前の段階から気軽に話ができる点が特徴で、転職意欲が顕在化する前の候補者とも自然に接点を持てる仕組みとなっています。
続いて、「採用の可能性とリスク」「危機対応」「新しい採用のカタチ」という3つのテーマで話が展開されました。前者では、企業フェーズごとの採用課題や、業務委託や内製化の判断軸が整理され、採用が経営と密接に関わるテーマであることが示されました。危機対応では、過去の事例を踏まえ、ガバナンスやポリシー整備の重要性が語られました。最後に、新しい採用の形として、候補者体験や企業認知の重要性が整理され、カジュアル面談が相互理解を深める手段として機能している点が共有されました。

質疑応答
質疑応答では、カジュアル面談という発想に至った背景や、リブランディングを進めるなかで社内外にどのような変化があったのか、といったスタートアップ経営の視点からの質問にお答えいただきました。さらに、採用市場における差別化のポイントや正社員採用か業務委託採用かの判断軸など、実務に踏み込んだ具体的なテーマについて意見交換が行われました。
参加者の声より
「実際の成長企業において『どのようなプロセスでどう採用活動を設計し、どう候補者を惹きつけているか』というリアルな事例を深く知りたいと考え、参加いたしました。
表面的な手法論ではなく、経営判断や危機対応まで含めたリアルなお話が伺え、大きな学びとなりました。
今後は、人事制度の構築とセットで『採用広報・カジュアル面談の設計』も積極的に提案に組み込みたいと思いました。特に『会いたいと思わせる工夫』と『会った後のCX(候補者体験)』の質を高めるアドバイスを実践し、クライアントの採用力の根本的な底上げに寄与したいと思います」
さいごに
当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!
参考リンク
Pitta https://pitta.me/
中村代表 Xアカウント https://x.com/3kkabi