2020年6月12日

P-CFO 佐藤 恵介さん

関西地区で資金繰り・マーケティング支援/パートナーCFOとして活躍中。

養成塾でファイナンス面のスキルを補完。自信がついて、お客様の信頼高まり、収入もUP!

合同会社スタイルマネジメント 代表社員
佐藤 恵介(さとう けいすけ)さん

今回ご紹介するのは、パートナーCFO養成塾の第2期生(2019年7~11月)の佐藤 恵介(さとう けいすけ)さんです。

佐藤さんは東京で開催されていた水曜日夜のクラスに、はるばる神戸から参加されていました。養成塾を経て、佐藤さんご自身にどのような変化があったのか、また、お持ちのキャッシュフローコーチの知見とどのように組み合わせているのか、などについてお話を伺いました。

【プロフィール】
パートナーCFO養成塾2期生
神戸市在住、39歳。2018年4月に経営コンサルタントとして独立。関西エリアを中心に製造業、飲食業、美容室や福祉関係など幅広いお客様を対象にキャッシュフローの見える化に取り組んでいる。
合同会社スタイルマネジメント http://style-management.jp/

【アパレル、営業を経てコンサルタントの道へ】

まずは今のお仕事について教えてください。

主にやっているのは、キャッシュフローの見える化のサービスです。関西を中心製造業や飲食業、美容室、レンタル会社や福祉関係といったお客様のお仕事をさせて頂いています。2018年の4月に独立をしまして、今ちょうど3期目を迎えています。

経営コンサルタントとして独立されるまで、どのような仕事をしていらっしゃったのですか。

僕は新卒でアパレル会社に入り勤務していました。ただ、当時国内のアパレル業界というのは結構斜陽だったので、このままではだめだと思って、営業会社に転職しました。そこでは携帯とかインターネットとかをゴリゴリ営業していたんですけれども、人の役に立っているという実感がなく、こんなことをやっていていいのかなと思いました。
自分の力で人の役に立てることをしたいと思って探す中で、人事系のコンサル会社に入りました。そこで5年間ぐらい人事制度のコンサルや研修をやっていました。ふだんは研修などで社員さんと接することが多かったのですが、研修や人事評価の提案で社長に話に行く中で、研修や評価も大事だけれども、もっと社長が困っていることに対応できる、社長にとって価値ある存在になりたいなと思うようになりました。

そう思われたのは、具体的に何かきっかけがあったのでしょうか。

人事の研修や評価の提案で社長に話しに行くと、「それ税理士の先生に聞くからちょっと待っていて」と言われたんです。その時に、社長にとって税理士さんは会社のお金のことを分かっている人なので、「意見を聞かれる存在」なのだと実感しました。そこで悔しい思いもしたし、そういうポジションに自分もなりたいと思うようになりました。いろいろ探す中で、キャッシュフローコーチの和仁さんの本と出会い、これだと思いキャッシュフローコーチ養成塾に通いました。
今の自分のコンサルタントとしての在り方キャッシュフローコーチの考え方を反映しています。そこである程度数字のことを学んだのですが、自分は資格も何もないし、診断士や税理士などの資格も持っていないし。あまりうまくいかない時期が続いていました

【ファイナンスを強みにすべく、養成塾へ】

パートナーCFO養成塾に通おうと思ったきっかけは何ですか。

ファイナンス系の話で、社長に聞かれても何でも答えられるようになりたいと思ったからです。パートナーCFO養成塾なら体系的に学べるかなと思って。スキルとか知識、ノウハウを備えれば、自分でも自信をもって応えられるのではないかと思いました。
何でも解決はできないと思うんですけれども、ファイナンスのことがあったらこの人に聞いておけばわかるよ、という存在になりたいなと思いました。

【資金調達の支援がメニューに加わり、収入UP】

実際受講されてみて、養成塾で得られたことや、特に印象に残っていることがあったらお聞かせください。

得られたことで言うと、資金調達に関する知識です。養成塾前は全然知らなかったし、資金調達に関して相談があっても別の人に振っていました。ある程度養成塾で勉強できて特にデットについて、自分でもできるんだっていうことが分かりました。
実は今も、必要性が高まっているタイミングだということもあり、実際に結構仕事としてやっています。実際に一番プラスになったところですし、期待していた専門性が高まったという点で理想通りだと感じています。

受講中あるいは受講後に、新規でお客さんができたりというのはありましたか。

1件新規で決まりました。以前からキャッシュフローに関するセミナーをやっているので、養成塾後のタイミングで、そのセミナー経由で決まりました。その方には、それこそデットなどの面で支援しています。

おめでとうございます!一社顧問先が増えたということは、収入面でもプラスになったということですか。

はい、そうです。増えています。さらに、そのお客様は資金調達をしたので、その対価として何パーセントという形でもらっています。以前は他の人に振っていたような、既存のお客様の資金調達も支援できるようになったので、収入面で言うと、その分もプラスになっています。

【キャッシュフローの見える化、資金調達の両方ができる強み】

お客様へのアプローチはどのような流れですか。

僕の場合、最初に社長に響くのは、どんぶり経営という言葉です。キャッシュフローの流れを見える化するところから入ってやっていくと、パートナーCFOとしてのデットの支援などがあとでついてくる。そういうイメージでやっています。
僕としては、この両方あるので伝えやすいと思います。

佐藤さんの考える、キャッシュフローコーチとパートナーCFOの違いは何ですか。

キャッシュフローコーチはスキルやノウハウというよりも、「コンサルとしての在り方」というところが結構大きいと思います。それを踏まえた上で、パートナーCFO「経営管理の全体的なスキームを体系的にまとめたもの」でしたので、ファイナンスをより専門的に学びたいという人には絶対いいと思います。そういう違いがあると思います。

【事業承継、M&Aを次なる柱に】

今これからご自身の目指すところや、夢があれば教えてください。

まず、今やっているキャッシュフローコーチなりパートナーCFOなりの経験値を増やすことです。まだまだ経験が少ないと思っているので。
その先にやりたいなと思っているのは、事業承継とかM&Aなどのお手伝いをすることで、実は勉強を始めています。日本の中小企業の抱える課題として後継者不足があるので、その延長線上にできることは何かと考えました。
今している仕事も、こういう状況下で求められているのを感じますが、10年20年という軸で考えたときに他にも柱を作っておきたいと考えています。

どういう生活をしたいかなど、仕事以外で目指すものはありますか。

人生の理想としては、バランスの取れた人生を送りたいです。どんなバランスかと言うと、例えばビジネス健康だったり、家族だったり、仕事だったり、お金だったり、趣味だったり、社会貢献だったり。いろんなバランスが取れた人生を送りたくて。
正直今は全然バランスを取れていません。会社を設立して3年目なので、まだまだ仕事に専念しなくてはいけない時期です。今期中には、必ず軌道に乗せたいと考えています。

【養成塾でファイナンス面のスキルを補完。自信がつき、お客様の信頼がさらに高まる】

最後に、パートナーCFOに興味を持った方へのメッセージをお願いします。

養成塾では、企業におけるファイナンスに関してサポートできる範囲を体系的に学べるので、僕みたいに予実管理など一部はやってきたけど、それ以外やってこなかった方にとっては、これまで出来ていないスキルを補完できるという点でいいんじゃないでしょうか。
スキルが補完され、できることによって自分にも自信がついてお客さんからもさらに信頼が得られる、そんな流れができます。

こういうパートナーCFOをやっているという人は、関東だったら当たり前にいると思うんですけれども、多分地方に行ったら税理士さんぐらいではないでしょうか。税理士さんでは対応できない内容もあると思うので、パートナーCFOのような人材はとても重宝されるんではないかと思います。
特にこのコロナ危機、アフターコロナを考えると、例えば税務だけではなくプラスアルファちゃんとファイナンスの視点を持って経営を見てくれる人が必要だと思います。

<取材・文>2期生 溝上愛
取材日:2020年4月23日

【佐藤さんの仕事道具】

佐藤さんのこだわりの仕事道具は、「機能性のある素材のスーツ」です。

「実は、ネクタイをするのも、スーツも嫌いなんです。こういう仕事をしているのでチャラく見られても嫌ですし、かといって、あまりカッチリもしたくないなと思っていて。
ポリエステルやナイロン素材のスーツニット系のポロシャツなど、涼しさ伸縮性があって着ていてストレスにならないものを選んでいます。元々アパレルなので、その辺は気になってこだわっていますね。」

 

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