2021年11月に第24回P-CFOサロンを開催しました。
P-CFOサロンとは?
P-CFOサロンでは、その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。
今回は、日本を代表する企業の社外取締役を歴任されている岡俊子(おか としこ)さんを講師にお迎えして、「社外取締役としての役割を心得」というテーマでご講演頂きました。
今回は当日/後日動画配信で総勢12名が参加しました。
岡さんは元々M&Aコンサルタントとして30年以上のキャリアを有するM&Aの専門家です。現在は明治大学グローバル・ビジネス研究科(MBAコース)の専任教授として教鞭をとるほか、経済産業省産業構造審議会委員、ソニー、ENEOSホールディングス等の社外取締役を勤めていらっしゃいます。
今回のご講演は、ご自身の経歴とM&Aの歴史、そして働く女性を取り巻く歴史的背景を絡めた非常に興味深い自己紹介でスタート。
「ガバナンス強化の流れ」ではプライム市場の企業に求められる“一段高いガバナンス”の内容と将来の見通しについて、「社外取締役の実態」では日本における機関設計の変遷から、取締役会の構成やボードの体制の違い、社外取締役のバックグラウンドなどについて、事例や体験談を交えつつ解説頂きました。さらに最後は「取締役会でM&Aに関する議題が出た場合にどんなことが問題になるか」といった内容まで。M&Aの専門家である岡さんならではの実務面のヒントを数多くお伝えいただきました!
後半の質疑応答では「社外役員の質の向上のために、どうすればいいのか」
「社外取締役として、岡さんのスタンスを教えてください」「1社あたりどのくらいの時間をかけられていますか」
など、多数の質問が寄せられました。
参加者からは「現実的なお話や実態など、非常に詳しくまたわかりやすかったです」「意見を伝える際、『社長と対立構造とならないよう、企業のより良い未来へ向けての提言として伝えることを心がける』が響きました」などの感想が寄せられました。
岡さん、ありがとうございました!
当協会では、今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいります。どうぞお楽しみに!