P-CFOサロン2023/12を開催しました

2023年12月に第48回P-CFOサロンを開催しました。

今回は、株式会社ユーザーベース NewsPicks事業執行役員CFO/CHRO中里 基さんを講師にお迎えして、「事業成果最大化のためのCFO・CHROの勘所」というテーマでご登壇頂きました。

中里さんは戦略コンサル・事業会社の経営企画を経て、NewsPicksのCFOとCHROを兼務されています。CFOとCHROという本来は相反するように見られがちな役割を行き来しながら仕事をされている、ということで「CFO・CHROの両立と相克」を軸に、「CFO・CHROの未来」についてもお話しいただきました。

当日の講義では、中里さんの実体験をもとにCXOの役割とはどうあるべきか」CFOがハード面での課題解決、CHROは組織面などソフト面での課題解決と真逆な存在でありつつ、どういうふうに経営課題を乗り越えていくのか」「スケールする経営システムとは」など、「CFO・CHROとしての実践内容」をお話いただきました。

「CFO・CHROの未来」としては、企業経営全般に関する今後の課題などを解説いただきました。

また、質疑応答では高森代表との対談セッション中里さんのことをより深堀した後、参加メンバーからの質疑応答タイムとなりました。参加メンバーからは「人事評価の『2:6:2の法則』、実務ではどのように適応されているか」「NewsPicksのようにスピード感を持って新規事業が立ち上がり継続できている組織で、その根幹にある人事組織面での特徴とは」など、参加メンバーからの個別具体的な質問に中里さんのCFOとCHRO両方の経験を踏まえてお答えいただきました。

参加メンバーからは、

「(CFOとCHROの)理論と現場(実践)を、経験を交えてロジカルに説明いただいたので、非常にわかりやすかった。さすがロジカルシンキングの講師だと思いました。仕事をやっていく中で、自分では言語化できなかったものが、かなりクリアになった

CFOCHROの両方をこなしている方の考え方を知りたくて参加しました。全てにおいて実にバランスの取れた見方をされている印象で、内容に感銘を受けました。特に、どこの組織にも起こりがちなリーダー/フォロワー問題をエッセンシャルワーカーの例え話で語るあたりは、日頃から働きやすく、やりがいのある職場をいかに作っていくか、といことを考え抜いているからこそ出来る話だと思いました。

人事というと多くの会社ではバックオフィス的な業務が中心になっているケースも多いと思いますが、中里さんの話を聞くと、CHROはまさに経営のど真ん中の仕事だと思いました。その意味では、自分も徐々に関与していける業務なのではないかと感じました」

具体的かつ、どんな視点で組織や経営を捉えているかが非常に参考になりました。

私自身は組織づくりに専門性があります。中里さんのお話を伺い、新たな視点をいただけたこともあり、今後組織づくりの方法論を自分なりに言語化してみようと思いました」

など、学びと実践に向けた声が寄せられました。

*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。

今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!

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