P-CFOサロン2024/3を開催しました

2024年3月に第51回P-CFOサロンを開催しました。

今回は、グロービス・コーポレート・エデュケーションマネジング・ディレクターである内田 圭亮さんを講師にお迎えして、「人と組織が成長し続ける企業の経営システム~理想と実践~」というテーマでご登壇頂きました。

グロービスは「経営を教える会社」として、経営大学院で国内最大規模のMBAであるのみならず、企業内人材育成ハンズオン型VCとしても日本一を達成しています。グロービスでは経営理念の一つに「理想的な企業システムの実現」を掲げ、会社の経営・組織の根幹にある「人」に着目した取り組みをされており、内田さんはそのグロービスの中で経営管理本部長として「理想的な企業システム」を追い求めてこられたそうです。

今回の講義は、前半はグロービスの経営理念に始まり、人と組織作りにおける価値観とその具体的な実践内容をお話し頂きました。実践内容は年4か月人事評価に掛けるなど独自の取り組み例が紹介されました。

後半は内田さん自身が大手コンサルティング会社、創業間もないベンチャー企業、そしてグロービスでの法人向け人材育成・組織開発のコンサルティングに12年間従事されてきた経験を踏まえて培ってきた「幸福経営」についての持論を述べられました。
特に幸福経営に関するパートは、「“成功”と“幸福”はイコールなのか?」という問いかけや、様々な有識者の見解から導き出した「幸福経営で押さえるべき9つの要素」など、人生そのものについて深く考えるきっかけとなる内容でした。

質疑応答では「組織と個人の価値観が合わないとき、どう考え、どうアプローチすればよいか」「中小企業で幸福経営を実践するためにどんな工夫が考えられるか」など、様々な観点から質問にお答えいただきました。

参加メンバーからは、

人的資本経営について理解を深めたいと思い参加しました。経営や人生の目的について、非常に本質的な話をお聞きすることができました。自身の会社や、外部から関わる会社で、個が爆発する環境を作りたいと思います!」

組織マネジメント系は、未経験分野なので知見を広げたいと思い参加しました。講義内容はもちろんですが、グロービスの組織事例を聞く中で、8マトリクスの経営管理や組織マネジメントについて、事例を通して振り返ることもできました
幸福経営は、その前提として、理念経営や組織バリューを社内共有することが大切だと改めて感じました。『理念はあるけど実践に結び付かない』中小企業に対しては、価値観を共有できる場を設けてみたいと感じました」

など、学びや実践に向けた声が寄せられました。

*当協会ではP-CFOサロンを毎月開催。その道の一人者のゲストをお呼びし、P-CFOメンバーへの研鑽と活躍のベースキャンプとなるイベントを定期的に開催しています。

今後もP-CFOメンバーの活動に役立つ情報をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!

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